ヴィヴィたん日記・その1(つづき)

ドアのゼッケンの跡が生々しい…
ミラーの真下から線が入ってますよね、見える?

正面から

職場が遠いせいで平日は時間がないらしく、休日も多忙なフジトさん。
この日は13日の新得ラリー、20日に白老のイベントなどを控えており、いつにも増して忙しかったようです。
そんな彼の休日に密着取材!(…のようになってしまいますた)

 マシンが走り出すとまず思ったことは「音が大きいなぁ…」ということ。
 床の内張がないことで音の伝搬率が大きいとか、エンジンマウントやマフラーが違うことももちろんあると思うんですが、フジトさんはK子さんと比べて、ギアの使い方が1段低かったんですね。
 5000回転ぐらいまで普通に使っているんです。K子さんは3000回転ぐらいですぐシフトアップしてしまうのに。
 ここで驚いたことは、スーチャーを使わずに、5000回転ぐらいまで上げていることです。
 K子さんの運転では、測ったようにキレイに3000回転でスーチャーが発動してたので、自動的に入るものだとばかり思っていたのですが…。
 そう思い聞いてみると、「アクセルの踏み方でスーチャーが発動するかどうかが決まります」との事。つまり、スーチャーが発動しないギリギリのラインで、ゆっくりとアクセルを踏み込んでいけばいいらしいです。
「これを覚えるとマチ乗りでもかなり燃費が良くなりますよ」
 うう、確かに!これは車が復活したら練習しようっと。

厚別スバル(ここの店長は有名なヴィヴィオ乗りだったらしい)でヴィヴィオのクラッチを受け取った後、車は一路小樽へ。
方向が正反対で市内を横断することになってしまうため、高速道路に乗りました。


フジトさんの目が「キュピーン!」と怪しく光ったような気がしました・・・。

高速に入るなり、床まで踏み込まれるアクセル。
・・・っぅぅぅううううううううううううううううう
と形容しがたい音を立てて一気にレッドゾーンへ投入されるエンジン!!
A型なので緑色のスーチャーインジゲータが点く!点く!
当然(?)リミッターはカット済みなので、スピードメータの針はぐんぐんと回って、ゆっくりと…
超えた!3時を越えたーーーーーーーー!!
突然の加速度に身体をフルバケットシートに押しつけられながらも頭の中には実況が(笑)
しかしさすがに昼間は車が多かったので、早く走れたのはほんのちょっとでした。
★車の運転は制限速度を守りましょう★

 お昼ご飯を頂き、手稲を過ぎると海が見えてきました。旭川の人は海を見せるだけで喜ぶので遊びに連れて行く際は覚えておきましょう(笑)
 マイカル小樽の前も通りましたが、凄い大きさですね!サッポロファクトリーの1〜3条館を合わせてもかなわないんじゃないでしょうか。
 小樽のお店に到着したヴィヴィオ。ここでオイルの交換をします。
 高くジャッキアップしていくと、車の下部があらわになりました。(写真が撮れなかった…申し訳ない!)
 まず目を引くのは左出しにしたマフラー。なにかいいことがあるのかは分かりませんが、なんと、手作りしてもらったものだそうです。手曲げ砂詰めて…ってやつですね。凄い。
 ラリー車なのでアンダーガードやフラップなどしっかりと武装されていたのですが、前部分のアンダーガード(ボンネット真下部)を見て
「大分削れてるね…」と。
え?削れてるの?…そうか!砂利道を凄い速度で走り続けるから削れてしまうんだ!(←バカ)
 下回りはものすごく傷むらしく、ボディ部分(取り外されたサイドスカート部分)は腐食しボロボロで、そのうちボディの換装をしなければならないとのこと。
 ラリーの過酷さをちょっと教えてもらった気分でした。
 オイル関係はアジパシの前に入れ替えたらしいのですが、やはり、かなり汚れているとのこと。過酷だ…。
 ミッションオイル・デフオイル・エンジンオイルのそれぞれを抜くたびに、小さい容器に採っていましたが、メーカーにサンプルとして提出するとのこと。凄い!本物のラリードライバーみたいだ!(←本物です)
 オイル交換後は、やはりエンジンがスムーズになったみたいです。本当ならこの日に私のオイルも取り替えるはずだったんですけどネ…(泣)

 札幌に戻るとすっかり暗くなっていました。かなり暗くなるのが早くなりましたねぇ。
 フジトさんの自宅に寄りました。13日のラリーに出る人がタイヤを借りに来るそうです。
 ガレージを開けると・・・タイヤがたくさん。車が入らないぐらいたくさん。(車は横の歩道に止めているそうです…)
 けして狭いガレージではないのですが、容積のほとんどがタイヤで埋め尽くされています。いろいろな競技に出ているフジトさんですから、その都度いろいろなタイヤが必要になるとは思いますが…。これは、ちょっと(汗)
 車の修理の話をちょっとしたとき
「ホイールとタイヤは高いから今回はあきらめるつもりです」と言ったら 「ならたくさんあるからしばらく貸してあげるよ」と言われたんですが、マジで売るほどありました(笑)。春になったら喜んでお借りします。

 その後、20日に使うというヴィヴィオを見せていただきました。先ほどのクラッチはこの車に付けるために用意したらしいです。
 ヴィヴィオと言うより…「ヴィヴィオだったモノ」なんですけど、これ(w
 ベースは北ガスのヴィヴィオ(ヴィヴィオバン、NA車)なんですが、内装がすべて取り外されてて車体だけになってます(笑)運転席のバケットシートだけが付いているという異常さ。運転に関係ないスイッチ(内気−外気切り替えとか)も全部取り外されてて、「手で動かせ!」状態だそうで。
その代わり「みんなウォッシャー液が切れてピットインするから、助手席に20リットルタンクを積んでウォッシャー液を入れる」とか「リアのウォッシャー液の機構を使ってインタークーラーに水をかけられるようにする」とか盛り上がってました。
 14日から本格的に作り始めると言ってたので、今(16日)ごろはもうかなり形になっているんじゃないでしょうか?


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